2011年9月4日日曜日

ソウル(その3)

 2日目は、ソウルから電車で1時間ほどの仁川広域市です。仁川国際空港は、仁川市の向い側の島にあります。ネットで調べると人口は271万人とありますから、日本でいえば大阪市ととほぼ同じ規模ですね。ソウルからは、地下鉄を乗り継いで70分ほど、11時少し前に仁川駅に到着しました。
 駅前の観光案内所を訪ねると日本語のとても上手な女性が応対してくれました。12時の船に乗るつもりでいたましたが、電話で確認してもらったところ、午後2時にならないと出港しないとのことなので、それまでは食事と周辺観光をすることにしました。仁川には韓国最大の中華街があるとのことで、昼食は名物のジャージャー麺を食べることにしました。駅前から坂を上っていくと5分ほどで中華街に到着します。規模は横浜の中華街には比べるべくもありませんが、結構沢山の中華料理店が軒を連ねています。下調べした中から「共和春」という店に入りました。ジャージャー麺10,000ウォン、海鮮チャーハン7,000ウォンでした。ジャージャー麺は日本のものとはイメージが異なり、黒いスープの中に角切りの肉や野菜が入ったスープと麺が別に出てきて、これを器で混ぜて食べます。量が結構多くて、私ももてあましてしまいました。海鮮チャーハンは、ごくありふれたチャーハンでした。
 食事を済ませて、また坂道と階段を上って韓国初の西洋式公園や韓米修好モニュメント、マッカーサー像などを見ながら散策しました。結構坂道が多くて年寄りにはこたえます。一度仁川駅まで戻ってからタクシーで月尾島(ウォルミド)へ。午後2時の遊覧船の出航まで喫茶店で一休み。パッピンス(かき氷)7,000ウォン、アイスコーヒー5,000ウォン。
 遊覧船は一人15,000ウォン、およそ80分で港を一周します。結構大きな船で300人ほどが乗船していたでしょうか。船は3階構造で、それぞれにステージがついています。特に1階のステージはパイプ椅子が200席ほど置いてあり、すでに50人ほどが腰掛けて、舞台ではおじさんがDJのようなことをしています。もちろん韓国語ですから何を言っているのかはわかりません。でも、アップテンポの曲で司会者が手招きすると、おじさんやおばさんがステージ前のフロアに出てきて、腰を振り振り激しく踊り始めました。ほとんどは昔流行ったツイストのような踊りですが。大音量で私は頭が痛くなって、会場から出てしまいました。
 このステージでは、ロシア人によるダンスショーやアクロバットが行われるのですが、そのショーが30分ほどで終わると、出演者と一緒におじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんが景色そっちのけでずっーと踊り続けていました。1時間ずーっとです。このパワーでは、日本人は完全に負けています。私など大音量のために5分も会場にいることは出来ません。私はロシア人のショーも2階の静かなフロアでテレビで見ていました。家内はそれでも30分ほどは見ていたでしょうか。さすがに踊りはしなかったようですが。ショーが終わると、出演者が代わる代わる中央に出てきて踊ります。その周りでは、韓国の人たちがパワフルに腰を振っています。いやはや、何ともすごいパワーです。
 船を降りるとすぐにタクシーで仁川駅へ向かいました。また地下鉄1号線でソウルへ戻ります。途中で乗り換えて2日目の夕食は、新村(シンチョン)のチョンノサンフェという焼き肉屋です。新村は、延世大学などいくつかの大学が集まっているために、圧倒的に若者が多い町です。焼肉盛り合せ20,900ウォン、ビールとマッコリで7,000ウォン。日本人観光客が私たちの前に1組いましたが、後は全部地元の若い人たちです。彼らはサムギョサル(三枚肉)を食べていることが多かったようです。
 夕食後は、駅前にあるEマートというスーパーで買い物です。ここではお土産用にコチュジャンやサムジャンを買い込みました。
(また長くなりましたので、続きはその4で)
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