2009年6月30日火曜日

上調子

 勧進帳の滝流し合方の上調子(うわぢょうし)のお稽古を始めています。研精会譜の手付けを頂いて、文化譜に変換して、暗譜がほぼおわりました。
 昨日のお稽古で、上調子を弾くための「かせ」の付け方を教わりました。「かせ」とは、ギターのカポタストに相当するもので、滝流しでは文化譜の④の位置に、木製の駒をひもでくくりつけます。
 「かせ」のかけ方にも決まった作法があるようです。
 まず、三味線を立てて上部の天神を左肩に立てかけて、勘所④の0.5cm~1.0cmほど上にカセを位置づけて、ひもを一度棹にクロスさせて巻き付け、右手で持った紐は上方向から、左手で持った紐は下方向からカセに巻き付けます。さらにもう一度紐を棹にクロスさせ、同様に右手は上から、左手は下からカセに巻き付けます。ここで、紐がゆるまないように押さえながら、三味線を右に180度回転させ、天神を右肩にかけます。これで棹の裏側が上になるので、カセが動かないようにしっかりと花結びにします。
 さらに「かせ紙」といわれる和紙をコヨリ状に撚ったもの(書類を綴じるコヨリの3本分くらいの太さがあります)を棹の下部(鳩胸)から差込み、これを勘所④の位置にセットし、「かせ」をこの位置まで押し下げて、かせ紙と密着させ、三味線を裏返して右肩にかけ、「かせ」の紐を天神方向にまとめながら、かせ紙で押さえて結びます。
 
 次に、調弦ですが、長くなりましたので、次回に。

2009年6月15日月曜日

HDDレコーダー奮戦記 その2

 REGZAでハードディスクを認識させるには、最初にハードディスクの登録という作業が必要です。USB-HDD単体では、この作業はすぐに出来るのですが、USL-5PにUSB-HDDをつないで、さらにUSL-5PとREGZA本体の裏側にあるLAN端子(汎用)にLANケーブルをつないで、登録作業をしても、「ハードディスクが見つかりません」というメッセージが出て、REGZAにHDDを認識させることが出来ませんでした。
 ネットで調べると、USL-5P配下のUSB-HDDは、USL-5Pで専用のフォーマットを行い、さらにその際に作られる特殊なファイルを削除してから、REGZAにつなぐべし、という記事をみつけました。そこで、パソコンにUSL-5PをLAN接続、これに1TBのUSB-HDDをつなげて、ブラウザを起動し、アドレス欄に「http://usl-5p/」と入力、ユーザー名を「admin」としてUSL-5Pにアクセス、設定欄からHDDのフォーマットを選んで専用フォーマットをしました。1TBで約30分ほどでフォーマットが終わります。フォーマットが終わったところで、パソコンのマイネットワークからUSB-HDDを開くと「usbdisk4」というような名前でハードディスクが認識されます(数字はUSL-5Pに接続ししたときのポートの番号)。ハードディスクには「lost+found」というフォルダが作られていますので、これを削除しました。
 次に、REGZAとの接続は、いろいろ試した結果、LAN-HDD専用端子とUSL-5PをLANケーブルで接続し、さらにUSL-5PとUSB-HDDを接続します。テレビ本体の電源をいれ、USB-HDD、USL-5Pの順で電源オン。1分ほどするとUSL-5Pの電源ランプの点滅がしなくなり、グリーンのランプが点灯します。(今までは、ここで電源ランプが赤の点滅になって、IPアドレスがうまく取得できていないという状況が続いていました。)さらに、リモコンのレグザリンクからレグザリンク設定→LANハードディスク設定→機器の登録と進んで、無事ハードディスクを認識させることが出来ました。
 これで、2台のUSB-HDDを合わせた録画時間は360時間ほどになりますから、当分撮りためても容量の心配はなさそうです。

HDDレコーダー奮戦記 その1

 我が家のメーンテレビは東芝のREGZA 42Z700という機種です。このテレビの売りは、USBハードディク(HDD)やLAN接続HDDをつなげて番組を録画できるというところです。私も何台かUSB-HDDを持っていましたので、これを活用しようと、この機種に決めました。もっとも、録画した番組は、録画したテレビでしか見ることは出来ませんし、DVDなどのメディアにコピーすることも出来ません。初めてUSB-HDDをREGZAにつなげるときに、REGZA専用のフォーマット(初期化)をする必要があります。
 最初に接続したUSB-HDDは500GB(ギガバイト)はでした。これで標準画質なら120時間ほどは録画できるのですが、いくつかの1時間番組を連ドラ予約しておくと、残り容量が気になります。そこで、倍の容量の1TB(テラバイト=1000GB)のUSB-HDDを追加で買いました。ついでに、5代のUSB-HDDをつなぐことの出来るBuffaloのUSL-5PというUBS to LAN Converterというのも買ってきました。REGZAには通常1台のUSB-HDDしかつなげません。(LAN-HDDならハブを使えば8台までつなげるのですが、LAN-HDDはUSB-HDDと比べて高価です)そこで、USL-5Pを使って5台までUSB-HDDをつなげてしまおうという魂胆です。
 ところが、USL-5Pに2台のUSB-HDDをつないでも、REGZAがUSB-HDDを認識してくれません。5月の末からいろいろ試してみましたが、全て返り討ちにあい、使うのをあきらめかけていましたが、ネットで調べるとREGZAでUSL-5Pを使っているという記事が多く見ることが出来ます。再度気を取り直してつなげてみることにしました。(続く)
 

2009年6月8日月曜日

音のつぶを揃える

 今、お稽古している「新浦島」の合方で結構苦戦しています。
 合方は、それほどテンポが速いわけではないのですが、なかなか難しい手付けが多く、きれいに聞こえません。そこで、先生からアドバイスを受けたのが、「一つ一つの音のつぶを揃えて弾く」ことです。私が弾いているのと、先生が弾いているのを聞き比べると、先生の音は確かに一つ一つ聞き取れます。私でも、ゆっーくり弾けば、それは一つ一つの音は聞き取れますが、普通に合方を弾くスピードでやると、何となくベチャーとして感じになります。
 合方でよく出てくる手に「トチチリチリツル トツツルツレツロ トツツルツレツロ トツツルトツツル トツツルルンツン」というのがあります。これの弾き方を今日のお稽古でアドバイスしていただきました。ポイントは左手薬指のはじき方でした。薬指できちんとはじけていないことが、音の切れの悪さにつながっているようです。左手薬指できれいにはじくことを意識して弾くと、少し音のつぶがそろって聞こえてくるような気がしました。
 
 それから、次の発表会では勧進帳(滝流し)の合方の上調子をやることになったのですが、上調子の譜は文化譜で出ていないので、先生から研譜をお借りして、それを文化譜に変換しました。不明なところを先生に直していただき、一応完成しましたので、来週から本格的に練習します。
「カセ」のかけ方も一応教わりましたが、実際にカセをかけて弾くのは少し先になりそうです。