2011年3月15日火曜日

〝油断〟 我が家はほぼ解決

 家内と午前9時半過ぎに近所のスーパーに徒歩で買い物に出かけたところ、スーパーの向かい側にある出光のガソリンスタンドが営業を始めていました。交差点の2方向には長蛇の給油待ち行列ができます。パトカーが出動して、警官が交通整理に当たっていて、「給油待ちの車は、できるだけ左側に寄りハザードランプを点滅させてください。」と放送しています。このごろのおまわりさんは親切ですね。
 我が家の車は、ガソリンは半分ちょい入っていますが、灯油はほとんどからの状態です。バイクで店まで行って、おじさんに聞くと、灯油も販売している由。早速、家にとって返し20リットル入りのポリタンクを積んで買いに行きました。値段は91円/ℓと高いです。まあ、停電ではエアコンも使えなくなりますから、やむを得ないでしょう。物置から電気を使わない石油ストーブでも引っ張り出して、停電に備えましょう。
 2度目の石油買出しに行って帰宅すると、家内が車で出かけていました。しばらくすると「満タンにしてきたよ」と帰ってきました。隣の奥さんがバスで四街道に出かける途中で、少しはなれた三叉路にあるエッソのスタンドが開いているとバスの中から家内に電話をくれたのだそうです。店開きしたばかりらしく、ほとんど並ばずに給油できた由。ただし、現金ではなくクレジット払いのみの取り扱いだそうです。値段は144円/ℓで、このあたりでは地震後の相場の金額ですね。
 今日から3月21日まで職場は休止していますので、家に居るしかありません。我が家の油切れの心配は少なくなりまたが、被害のほとんどなかった地域でもこの状態ですから、被災された方の苦労を思うと、申し訳ないような気持ちでいっぱいです。せめて義捐金でも申し込みに行ってきます。

2011年3月12日土曜日

通勤難民

 東北大地震の影響で、通勤難民を体験しました。
 私の勤務地は千葉市美浜区新港です。障害者の就労支援施設で昨日は22名の訓練生が作業訓練を受けていました。
 地震発生時は、安全のため訓練生を建物の外に避難させました。一度作業に戻ったものの、大きな余震が発生したところから、訓練生を帰宅させることになりました。
 着替えが終わって、訓練生全員の人数と職員の人数を確認してから、避難所に指定されている千葉みなと公園に向かいました。
 公園には、数百人が避難していました。一部では液状化現象で水と泥が噴出しているところも見受けました。公園では、訓練生をまとめて、点呼して名簿を作成しました。そこに外出先からセンターに戻り、そこから自転車で駆けつけた施設長が到着し、徒歩やバスで自力で帰宅できる訓練生以外は、一度施設に帰ることになりました。
 私は、千葉駅からバスで帰ることができる訓練生5名を引率していくことになりました。公園から千葉駅までは徒歩で15分ほど、行きかう人々は落ち着いて行動していました。
 千葉駅に着くと、JRはまったく動いていませんから、駅前のバスターミナルは人でごった返していました。
 訓練生のうち2人は、普段通勤でバスを使っているので、それぞれのバス乗り場に行ってもらいました。残る3人のうち1人は、鎌取までバスで行き、徒歩で帰れるということで、鎌取駅行きのバスに乗せました。もう1人は、私と同じ四街道駅まで行くバスを待つ人の列に並ばせましたが、この時点ですでに行列は100メートル以上の長さに達していました。最後の1人は白旗在住なので花輪行きのバス乗り場までつれて行き、花輪行きのバスに乗るよう伝えました。
 ここでセンターに連絡をいれようとしましたが、携帯電話はもちろんぜんぜん通じません。駅前の公衆電話も長蛇の列ですぐには使えません。そこで、駅から離れた公衆電話を探すことにして、千葉三越の先まで行くと公衆電話がすぐ使えました。この電話で、以上の顛末を施設に報告し、今度は自分が四街道行きのバスの列に並ぶことにしました。
 駅前に取って返すと、駅前は広場はバス待ちの人で一段と混雑が増していました。四街道行きのバス停は、15番という駅から100メートル以上離れているところにあります。先頭から列をたどると、ほとんど駅の入口に近いところに最後尾がありましたので、そこに並びました。
 並んだ時刻午後6時、四街道行きのバスはもともと便数が少ないのか、ほとんどバスが来ません。寒い中で待つこと2時間半以上、やっとバスに乗れたのか午後8時30分。しかし、車の渋滞で、バスはなかなか進みません。特に、都賀駅から四街道駅の間はほとんど車が動かないような状態でした。ようやく四街道駅に到着したときは、は午後10時10分過ぎでした。家内に駅まで車で迎えに来てもらって、自宅に着いたのは午後10時半ぎになりました。
 千葉駅に到着したのが午後5時ごろでしたから、ほぼ4時間半かかっています。千葉駅からこれほどの時間がかかったので、東京からの人はどれほどの時間がかかったのでしょう。
 体験したくはありませんでしたが「通勤難民」の体験記でした。

2011年3月8日火曜日

三ヶ月ぶりの更新です

ここのところいろいろと忙しくて三ヶ月もサボってしまいました。
 特に今年の冬は寒さが身にしみています。
 ちょっと遅くなりましたが長唄の会の新年会が、3月の末におそば屋さんの二階を借りて開かれることになりました。先生によりますと、今年の暮れの発表会は少し大きくやりたいとのことで、今回はミニ発表会にするということでした。
 私は今回も欲張っていろいろとやらせていただく予定です。
 生徒皆さんで、『松の緑』、『雛鶴三番叟』をやりますので、私は『松の緑』で唄を『雛鶴三番叟』では三味線をやらせていただきます。また、Fさんが『越後獅子』をなさりますので、これも唄で参加です。
 私の三味線は、『呼応』と『神田祭』です。『呼応』は暮れの忘年会で先生とやらせていただきましたので、これで二度目の発表になります。今回は落ち着いてやりたいと思います。『神田祭』は、中程の本調子の一部を抜いたショートバージョンになりますがそれでも、10分くらいはかかりそうです。
 花見にはちょっと早いですが『花見踊』でもよかったかな。まあ、来年のお楽しみということにしましょう。