2010年7月2日金曜日

視界良好

 先週の水曜日に「後発白内障」のレーザー治療を受けました。治療器の上に顎を乗せると、赤い点が二つ見えました。そのうち先生が狙いをつけているようで、パチッ、パチッとゲームで銃を撃つような音がします。3分ほどパチ、パチやって、「はい、終わりました。」痛くも何ともありません。尤も治療の20分ほど前に瞳孔を開かせる目薬を右目に差していますから、眩しくて、焦点も合いません。
 帰宅して、5、6時間たつとはっきり見えるようになってきました。早速メガネをかけて文庫本を見ると、くっきり、はっきり見えます。まるで別世界です。不思議なもので、今までは右目が曇って左目を中心にモノを見ていたのですが、右目がクリアになると、今度は左目の霞(弱い白内障)が気になります。人間の身体というのは実に不思議です。少しバランスが変わると、今まで正常と思っていたものが、不具合があると感じられてきます。実に微妙なバランスの上に成り立っているのですね。