2009年7月18日土曜日

ミステリーツアー(2)

 2日目。といっても最終日は9時15分発の便ですから、朝5時50分ホテルピックアップで何も出来ません。従って、この日が勝負?
 今回は、買い物が中心ですから、朝ホテル近くの食堂で「カルグクス(韓国式うどん)」と「餅入り水ギョウザ」を食べてから、タクシーで新羅免税店へ向かいました。新羅免税店ではタクシー代の一部を金券で出してくれます。5001ウォン以上かかれば1万ウォンの券がもらえます。リバーパークから新羅免税店までは18000ウォンほどでした。途中朝のラッシュに引っかかり30分以上かかりましたが、それでも日本円で1400円程度ですから、ソウルの交通費は安いです。

 新羅免税店からは無料シャトルバスが出ていますので、これに乗って東大門市場(トンデムンシジャン)へ向かいました。東大門での買い物は今回はないので、そのまま地下鉄で鐘路5街(チョンノオーガ)へ行き、ユッケのおいしい店「チャメチッ」で昼食です。この店のユッケも毎回食べに行きます。肉の下に細切りの梨が敷き詰めてあり、これと肉との味がバランスがいいのです。他には生レバーとセンマイも頂きました。
 腹ごしらえが済んだら次は南大門市場(ナンデムンシジャン)です。ここでは、いつもは衣料品(靴下やブラウス、下着)などが中心なのですが、今回は、あるものが欲しくなりました。それは、韓国の食堂に行くと必ずある食卓用ティッシュです。
 まず、この容器を探すことにして、市場の食器を扱っている店をみつけて、2個ほどゲット。その店のおじさん(アジョシ)に「この中に入れるティッシュばどこで売っているの」と、勿論韓国語では言えませんから、身振り手振りで聞く(?)と、店の外に連れて行かれで、眼鏡屋の向こう側にあるというようなことをいっているようなので、そちらへ向かいました。
 でも、やはり見つかりません。そこで、親切そうな鞄屋のお兄さんに「この辺でティッシュを売っている店はありませんか」と日本語で聞くと、親切にその店に連れて行ってくれました。鞄屋のお兄さんは日本語が通じます。いつも「社長。鞄いりませんか。完璧なニセモノあるよ。」とやってますから(笑)。

 その店で、買った入れ物を見せて「これに入れるティッシュが欲しい」と身振りで説明したら、すぐにおじさんが持ってきてくれました。「ドン」と段ボール一箱です。「こんなにいらないから、半分だけ売ってくれ」というと、「ダメ」。じぁ「一箱いくら?」と聞くと、「15000ウォン」。「うーん困った。」まだキムチやチャンジャをロッテマートで買わなくてはならないし、この段ボールを持って、地下鉄に乗ったりするのはえらいことだ。でも、まあ日本円で1200円なら半分捨ててもいいや、という気持ちで、買って帰ることにしました。

 この段ボールを抱えてロッテマートにたどり着いたのが次の写真です。
 この大きさですもの。ラッシュ時の地下鉄に乗ったら、顰蹙ものですね。でも、乗ったのです。さすがにバスに乗るのは気が引けるので、地下鉄「堂山」の駅からはタクシーで帰りましたけど。
 ホテルについて、段ボールをあけると、ティッシュの束が100個入っていました。
 問題は、これをどうやってスーツケースに入れるかです。今回のツアーは買い物中心と決めてきたので、スーツケースの半分は全くの空で、新聞紙を丸めて詰めてきましたので、いつもより余裕はあるものの、さすがにティッシュ100個となると大変です。なんとか、詰め込みながら、数個を残して全部収まりました。フゥー。
 最後の夕食は、ホテルの前にある焼肉料理店「李朝」。家内が事前にクチコミで調べたとおり、安くておいしい店でした。食べたのは勿論「テジカルビ」豚です。ご飯代わりにヒビン冷麺を取ったのですが、これが辛かった。でも、麺がそうめんのように細くてうまかった。
 ということで、今回のソウルは、いつものソウルと違って、風変わりな旅となりました。

ミステリツアー(1)

 先月の半ばにしゃれで申し込んだHISの2泊3日ミステリツアーの行く先は、予想どおりソウルでした。旅行費用に空港利用料を加えても、二人で3万円で少しおつりがきました。
 往きの飛行機は大韓航空702便、成田12時55分発で、ホテルには午後4時過ぎにチェックインしましたが、ホテルの場所は江南のホテル・リバーパーク、地下鉄2号線堂山(タンサン)駅からタクシーで5分(約4000ウォン=300円)ほどかかるところです。今まで泊まったところでは一番交通の便が悪いところでしたが、1万円ですから文句は言えません。
 チェックインの後は、お約束のロッテ免税店まで行き、解散。途中の混雑で6時過ぎになっていましたので、私たちは、そのまま地下鉄「市庁(シチョン)駅」近くにある、いつもの伝統韓定食の店「チョガチッ」へ。この店は12種類くらいのおかずのイシモチ揚げ定食が1人前8000ウォン(2人前からの注文になりますが)です。今回はそれよりおかずの多い13000ウォンの定食を頼みました。この店の東々酒(トンドンジュ)は、値段は7000ウォンとマッコルリに比べるとやや高いものの、壺に入れて出してくれて、二人で飲むにはちょうど良い量です。味は、マッコルリより濃厚で、アルコール度数も高いようで、とてもおいしいです。私たちがソウルへ来ると必ず1度は寄る店です。
 夕食の後は地下鉄でソウル駅まで戻り、駅のすぐ脇にあるロッテマートで買い物です。キムチやチャンジャは翌日に回し、サムジャン(コチュジャンほど辛くない味噌)や韓国ノリ、料理ばさみ、トングなどを買い込みました。
 

2009年7月1日水曜日

上調子(2)

 上調子の調弦についてです。滝流しの場合はもともと二上りに調弦しておいたものに「かせ」を勘所④の位置にかけます。そうすると、元の音程が一の糸から順番にシ、#ファ、シとなっていたものが、「かせ」をかけることにより完全5度高くなりますから、音程は、ミ、シ、ミとなります。慣れるまではちょっとややこしそうですが、実際に音を合わせるときには、本手(本調子に調弦)の二の糸と上調子の一の糸が同じ音程に、さらに本手の三の糸と上調子の二の糸が同じ音程となるように調弦します。

 次は、勘所の押さえ方ですが、上調子では、指遣いが今までと異なるところがあるようです。本手では、②、③を押さえるときは、人指し指(Ⅰ)と薬指(Ⅲ)で押さえますが、上調子では人指し指(Ⅰ)と中指(Ⅱ)で押さえるのだそうです。「かせ」をかけた分、棹が全体的に短くなっていますから、勘所の間隔も狭くなります。そのため指遣いも違ってくるのでしょうか。さらに、⑥→②と早く移動するときも、本手ではⅢ→Ⅰという指遣いが普通ですが、上調子ではⅡ→Ⅰというふうに遣うようです。

 上調子の稽古は、まず「かせ」をかけずに、二上りのままでお稽古し(ただし、指遣いは上調子で)、それができたら、「かせ」をかけてお稽古するようです。先日のお稽古では、初めて「かせ」をかけて本手と合わせて頂きました。二上りでは暗譜して弾けるようになっていたので、想像していたよりは上調子の勘所の位置はわかりやすかったと感じました。それでも、譜面を見ながらではおぼつかないですから、先生のおっしゃるように、まず二上りで指遣いをマスターすることが先決のようです。